【ビーツの栽培方法】
ビーツは、茎や膨らんだ根が赤く特徴的な野菜です。
その根は、ベタシアニンという色素によって赤くなり、
抗酸化作用があり生活習慣病の予防に効果があると言われています。
また、ビタミンAとCや鉄分、食物繊維が豊富に含まれており、飲む血液と呼ばれるくらい健康に良い植物です。
そんなビーツは、比較的 失敗せずに栽培出来る野菜なので是非ビーツの栽培にチャレンジしてみてください。
この記事では、失敗せずにビーツを育てられる「ビーツの栽培方法」をご紹介します。
ビーツの栽培方法1 栽培開始時期
ビーツは発芽の適温が15~30℃で生育温度が15~20℃と涼しい気候を好み春と秋に種をまくと比較的良く育ちます。
ビーツの栽培方法2 土作り
ビーツは、酸性土壌に弱く土壌酸度 6.0~7.0が栽培に適しています。
種まきする2週間前に土壌酸度を計り、土壌が酸性に傾いている場合、
消石灰や、苦土石灰などを土にまき良く攪拌し土壌の酸度を調整します。
種まきの1週間前になったら堆肥と化成肥料を施してよく耕し、
65~70㎝幅で高さ10㎝ほどの畝を立てます。
これで土作りの完成です。
畝を立てたらマルチをかけても良い。
マルチをかけることで土の湿度を保ち、雑草を防ぐ効果があります。
また、雨が降った時に泥はねを防ぎ、病気にかかりにくくなります。
ビーツの栽培方法3 種まき
土壌の準備ができたら、種まきです。
ビーツの種は種球と呼ばれる2~3個のタネが1つの粒になった種で
表面の皮が硬く、発芽しにくいので種まきの前日から
水に浸けておくと発芽しやすくなります。
蒔き方
畝の中央に支柱などを押し当てて1㎝くらいの浅い溝を作ります。
ビーツのタネは、1つの種から数本の芽が出るので、浅く窪めた溝に15cm間隔で1粒ずつ1条播きします。
種を蒔いたら薄く土を被せて軽く鎮圧します。
通常、発芽し芽が3~5cmぐらいに伸び混み合ってきたら1回目の間引き作業を行い、本葉が3~4枚になったら、2回目の間引き作業を行います。
最終的に株間が10~15cm程度になるように1本立にしますが、間引きを行はないズボラ栽培がお手軽です。
ズボラ栽培の場合、収穫量は増えますが粒の大きさが小さい物や大きい物が出てくるので大きく粒を揃えたい場合は、込み合っている所の芽を間引きすると、大きく根が育ちます。
ビーツの栽培方法4 追肥、土寄せ
本葉が5枚くらいになったら、芽と芽のの間にパラパラと一握りくらいの有機化成肥料を追肥します。
追肥が終わったら管理機で土を根本に寄せます。
管理機が無い場合、追肥と同時に雑草を取り除き根本に軽く土を寄せます。
ビーツの栽培方法5 収穫
根の直径が5~8cmくらいになったら収穫の目安です。
ビーツの根は、10㎝くらいまで大きく育ちますのでお好みの大きさで収穫しましょう。
上から見ると、根の大きさが少しわかるので、だいたいの大きさを判断し収穫します。
大きい方が甘いと言うわけではありません。季節が寒くなってから収穫するほど糖度が高くなると言われています。
種まきから40~50日ほどで収穫できると思います。晴れてる日が数日続いて少し土が乾燥したときに収穫するとよいでしょう。
まとめ
ビートの栽培方法をご紹介いしました。
ビーツを作る時のポイントは土壌酸度に気をつけること!
酸性土壌を嫌いPHが6.0~7.0と中性にちかくすることで良く育ちます。
生育温度が15~20℃と涼しくなってから種をまきましょう。
芽が3~5㎝くらいに伸びたら、除草、追肥、土寄せ(間引き)を行います。
病気には強い作物なので病気や害虫にさほど注意をしなくても栽培が可能です。
ぜひ参考に美味しいビーツを作ってみてください。