栽培方法

大根の栽培方法

大根

【大根の栽培方法】

生のままサラダで食べても良し、煮込んでも良し、焼きサンマに大根おろしもサイコ―ですね。
また、大根には食物繊維が多く含まれているので便秘の解消や、美肌効果、カリウムによるむくみ解消など
美容にも良い野菜です。

そこで今回は、無農薬で作る大根の栽培方法(作り方)をご紹介します。

大根の栽培方法1 土作り

大根の栽培に適した土壌酸度は、5.0~7.0と弱酸性~中性の土壌で良く育ちます。

種まきの1カ月くらい前に苦土石灰を1㎡あたり150gほど と完熟堆肥1㎡あたり2kg、化成肥料1㎡あたり100gを目安にまき、深く耕します。

大根栽培のポイントは土を柔らかくすること!

土が硬いと根が伸びた時に真っすぐに伸びず曲がってしまったり、股割れになったり、細くなったりしてしまいます。
少なくとも深さ30㎝くらいは、しっかりと耕しましょう。

畝たて

柔らかく土をたがやしたら、今度は排水性を良くするために畝をたてます。

普通に水はけの良い土地では、畝の高さを10㎝ほどにし、水はハケの悪い土地では、畝の高さを20㎝ほどと高畝にし、排水性を良くします。

畝幅は1条蒔きの場合50~60㎝ほど、
2条蒔きの場合100㎝ほどの畝幅にします。

害虫対策

大根の栽培方法2 種まき

畝の準備ができたら種まきです。

大根の種は畝に直播します。

育苗ポットなどで種を蒔き、苗を植え替えると大根の先端が股割れしたりしてきれいな大根になりません。

  1. 株間30センチ間隔、深さ1〜2㎝くらいの溝を作り、1カ所につき5〜6粒ずつ点まきします。
  2. 種を蒔いたら土を1〜2㎝くらいかぶせ手などで少し押さえ鎮圧します。
  3. 種まきが終わったら、稲わらや不織布をかけておくと乾燥防止になり、尚よいでしょう。

大根の栽培方法3 間引きと追肥

間引きは、2回に分けて行います。

1回目の間引き

大根の芽が出て本葉1~2枚まで成長したら、葉の形が悪い物や虫に食われたものを引き抜き3本くらい残します。

芽を引き抜く時は、残す芽も一緒に抜けてしまうことがあるので、手で押さえて間引く芽を引き抜きます。
間引き後は残した芽が倒れやすいので、手で軽く土寄せをし鎮圧します。

2回目の間引き

2回目の間引きは本葉が4~5枚まで成長したら、葉の形が悪い物や虫に食われた物を抜き1本立ちにします。

また、茎が極端に太い物は一見 良さそうに思いますが成長につれ股割れの可能性が高いので抜いてしまいましょう。

間引いた芽は、サラダや浅漬け味噌汁の具などで美味しく頂けるので捨てずに是非食べてください。

追肥

2回目の間引きが終わったら、大根の根に直接当たらないように注意しながら周りにひとつまみくらいの化成肥料をまきます。
化成肥料を蒔いたら、肥料を土と良く混ぜるように中耕し草が生えていたら除草します。

大根の周りを耕すことで根に酸素が届きやすくなり、根の生育を促す効果があり良く育つようになります。

肥料と土を良く混ぜたら大根の株元に土寄せします。

*2回目の間引きで追肥をしないと根の太りが悪くなります。

大根の栽培方法4 収穫

種を蒔いてから60~80日くらいで収穫できると思います。